日本と中国の過去の歴史と、
これからの関係を娘に考えてもらいたくて、
いつか絶対に連れていこうと思っていた
劇団四季のミュージカル「李香蘭(り こうらん)」を
先週の土曜日に娘と観劇してきました。
(事前に娘には、
1929年~1945年の歴史を学ばせておきました)
今回の公演は、
去年9月に亡くなった、
「李香蘭」こと山口淑子さんの一周忌の追悼ともいうべき公演だったせいか
子供料金の設定がなく、
小学生は娘を入れても5人もいなかったと思います。
昭和史を勉強する上で、
将来のアジアを考える上で、
これ以上の素晴らしい教材は
私はないと思うのです。
数時間の公演の中に、
たくさんのメッセージと、出来事が、
凝縮されしっかりと収められています。
この作品こそ、
たくさんの子供たちに見て欲しい作品であるので、
子供の観劇が少なかったのはとてもとても残念に思いました。
そして、観劇を終え、
感動に震えながら、
外にでようと、人の流れに押されながら扉をくぐろうとした時、
扉の左側に、ひっそりと立っていらっしゃるおじさまが・・・。
「ん? どこかでみたことある・・・。もしかして浅利慶太さん?」
と娘に言うと、
娘はパラパラとパンフレットをめくり、
浅利慶太さんの写真をだし
「この人だ!」と。
演出家の浅利慶太さんが、
誰にも気づかれることなくひっそりと立ってらしたのです!!!
私が小5の時に「夢から醒めた夢」をみてから
ずっと尊敬していた方だったので、
もう私の興奮はMAX。
握手をしてもらっただけで、
声がでず、言葉をかわすことができませんでした・・・(>_<)
一生忘れられない大切な思い出になりました。
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ところで、今回のミュージカルですが、
李香蘭で初演から主役をされている野村玲子さんは、
24年間、800回以上、この役を演じ続けていらっしゃいます。
私は李香蘭は今回で3回目の観劇でしたが、
今回はとてもハラハラしました。
出だしの声がいつも不安定なんです・・・。
そして、声の伸びも艶も減っているような。
家で調べてみたのですが野村さんは
54歳なのですね。
香蘭の少女時代の役は、かなりきつい年齢ですし、
そろそろ代替わりの時期なのかなと感じてしまいました。
小5からずっと見てきた女優さんで大好きな女優さんでしたが、
さみしい気持ちになってしまいました。
【娘との劇団四季 観劇記録】
2009年(娘5歳) ドリーミング~青い鳥
2011年(娘6歳) 魔法をすてたマジョリン
〃 はだかの王様
〃 王様の耳はロバの耳
2012年(娘7歳) 美女と野獣
〃 キャッツ
2013年(娘8歳) ライオンキング
〃 夢から醒めた夢
2013年(娘9歳) SONG & DANCE~感謝の花束
2014年(娘10歳)ふたりのロッテ
2015年(娘11歳)李香蘭